2014年4月3日木曜日

DM発送が終わりました

「お元気でいらっしゃるかなあ?」
「相変わらずお忙しいのだろうなあ?」


いつも来てくださる方々の事、考えながらのDM発送作業が昨日終わりました。

まだまだ窯出し、作品選定、箱詰めと仕事は続きますが、まずはほっと一安心。




「作風が変わりましたね。」


そうおっしゃりながら、作品をひとつひとつを手にとって眺めながめるTさん。

大同ギャラリーで個展を開いていた最初のころからいつも来てくださっています。

まだまだ駆け出しの若い作家だった頃にも、こうして応援し、励ましてくださる方々がいました。
そんな方々に支えられながら、ここまでやってくることが出来ました。

そして、いつの間にか親子二人での二人展になりました。
しあわせな事ですね。

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作風の違いの一番の要素、粘土の違いについてちょっと書いてみますね。

「磁器粘土と陶器粘土について」


焼き物は大きく分けて「陶器」と「磁器」にわかれます。

違いは材料。一般的に陶器は土もの、磁器は石ものと呼ばれます。

土ものは主に粘土を原料とし、石ものは陶石と呼ばれる石の粉に粘土を混ぜたものが原料です。
材料が違うため、特徴が異なり、取り扱い方にも違いが現れます。


陶器は、吸水性があるので、水分をしっかり取って乾燥してから収納します。
磁器は、拭き取ってすぐに収納できます。

陶器は、熱しにくく冷めにくい特徴があります。
磁器は、熱しやすく、冷めやすいのが特徴です。

陶器は衝撃に弱く、手荒に扱うと欠けてしまったりしますが、磁器はとても丈夫です。

今、「Atelier POMME」で使っている粘土は、半磁器粘土。

陶器の持つ温かな風合いを持ちながら、磁器の丈夫さも併せ持つ粘土。

吸水性もなく、衝撃にも強いのでめったなことでは、割れたりしません。



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この粘土に行きつくまでには、いろいろ試行錯誤の日々がありました。

さて、そのお話は、また後日。

今日は、これからわくわくドキドキの窯出しです。



最近リクエストの多いピンク釉がたくさん入っています。



万里子作



万里子作

万里子作の人形も無事に焼き上がりました。

東京に戻って、陶芸修行生活を始めている万里子にもさっそく写真を送りました。




東京は今、桜の真っ盛りです。


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