いよいよ窯出しです。
朝から、
わくわくどきどき!
早く窯の中を覗きたい気持ちでいっぱいです。
窯の火入れをしたのは、9月3日。
1260度まで上げた窯の温度。
下がるまでには、3日位かかります。
今朝になって、やっと窯出し可能な温度になりました。
最近は 十分温度が下がるまで「じっと我慢の子」。
「待つことが 出来る人」になりました。
待ち切れずに 窯の扉を開けてしまい、
失敗してしまった苦い経験、
過去に何度もあるのです。
(一度で懲りればいいものを・・・。)
窯の中は、こんな感じ。
ルリ釉が、華やかですね |
まあまあの焼き上がり |
過去のたくさんの失敗が 今につながっています。
ひと窯全部が失敗!なんてこともありました。
“赤い色”をかけた筈が、全部“真っ黒”で出てきたこともありました。
何度も打ちのめされながら それでもまた、
気を取り直し、次に向かっていく・・・。
きっと誰でもが、それぞれの分野で
同じような思いを味わっているのでしょうね。
窯から取り出したばかりの作品たち |
窯出しは済んだけれど、まだ仕事が残っています。
底をサンドペーパーで磨いて
滑らかにしなければなりません
どんな物事でも、楽しい部分は、極わずか。
その他の 地味な仕事をこなさなくて終わらないのですよね。
あの偉大な宮崎駿監督も、作品を完成させるまでの過程で、
何度も何度も「面倒くさい。」と、つぶやいていました。
( 先日のNHK番組、「プロフェッショナル 仕事の流儀」8月26日放送ー。)
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ほっと一息、珈琲ブレイクは、 「札幌プロパティ」の佐藤さんとご一緒に。
窯から出したばかりの焼きたてのお皿で、焼きたてのワッフルをー。
人脈の広い佐藤さんには、事あるごとに助けられてきました。
今、「カフェ&陶芸の店 アトリエPOMME」を建築中の
藻岩下2丁目の土地。
この土地がわたしたちの物になったのも、
佐藤さんのおかげです。
持ち主の分からない土地に憧れ、
「あの土地でカフェと陶芸スタジオを・・・・。」
そんな私たちの夢を叶えるためにご尽力くださった佐藤さん。
「人が好き。話すのが好き。
人が笑顔をもてる環境をたくさん作っていきたい。」
ホームページに書かれた言葉を日々実践し、
精力的にさまざまな活動に取り組んでいられます。
エネルギッシュに夢を語る佐藤さんに
いつも元気をもらっている私たち家族。
今日は、お忙しい中、わざわざおいでいただいて
ありがとうございました。
ベレー帽の女 |
「ベレー帽の女」 美しい焼き上がりです。
さて、このタイルがこの後、どのように仕上がっていくのかはお楽しみ。
壺も綺麗に焼き上がりました。
タイトル未定 |
「世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ。」
宮崎駿監督の言葉です。まさにその通り。
さあ、面倒くさくても、ペーパーがけに励みましょう!
そして、次の本焼きのための、
絵付け、薬がけの仕事も待っています。
マーメイド壺 |
同じ壺の反対側です |
夕べ絵付けを終えたマーメイド壺。
さまざまにスタイルを変えながら、
マーメイドは、永遠のテーマです。
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