「風立ちぬ いざ生きめやも」
しばらく前になりますが、
宮崎駿監督の「風立ちぬ」を見てきました。
セピア色の思い出 |
映画に先立ち、ファザーズ・ライブラリー(今は亡き私の父の書棚)から、
取り出して、読み返した 古い古い本。
父の本棚から、最初にこれらの本を取り出して読んだのは、
まだ大人への階段を上り始めたばかりの頃。
セピア色の思い出です。
儚い雰囲気が漂った掘辰雄の本が好きでした。
太平洋戦争が始まった頃、戦地に赴く学生の多くも、
この本を愛読していたとか・・・。
分厚い文学全集は、今の時代には、全く合わなくて、
我が家の若い人たちには、綺麗な装丁の本。
そして、わが母は、大きな活字の本。
同じ本でも、装丁や活字の大きさで 読者が変わってしまうんですね。
宮崎駿の「風立ちぬ」が公開された頃から
「掘辰雄文学記念館」には
たくさんの若者や家族連れが訪れ
連日賑わっている様子。
映画は掘辰雄の原作とは違って
航空技術者堀越次郎さんの話が中心でした。
父の書棚にある、もっと古い文学全集。
活字の小ささに驚いてしまいます。
目がとっても疲れます。
昔の人達は、本を読むのも、随分大変だったんですね。
今は、大きな活字の本が数多く出回り、
年を重ねても活字を読む楽しみは続けられそう。
わが母、87歳もいつもそれらの本を楽しんでいます。
全3巻 大きな活字 |
映画やドラマにもなり、随分話題になった
角田光代 「八日目の蝉」。
母は、大活字本で読んでいました。
全3巻に分けられ、目が疲れず、
楽に読めたようです。
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ボランティア団体「拡大写本グループ かわずの会」の方々による
手書きの本は、文字が本当に大きくて1cmくらいもあります。
「三浦綾子 母 」小林多喜二の母の話 |
今は生涯 読書を楽しめる時代。
嬉しいですね!
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今日の紅茶 |
BOHティーの「キャメロニアン・ゴールド・ブレンド」
そして、「ガーデンティー」。
いただきもののお菓子と一緒に。
涼しくなってきたので、温かい紅茶が
心と体をほっとくつろがせてくれます。
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