2013年9月6日金曜日

逸る心を抑えながら、1回目の窯出しを終えました

焼き窯の温度が下がりました。

いよいよ窯出しです。

朝から、
わくわくどきどき!

早く窯の中を覗きたい気持ちでいっぱいです。


窯の火入れをしたのは、9月3日。

1260度まで上げた窯の温度。
下がるまでには、3日位かかります。

今朝になって、やっと窯出し可能な温度になりました。

最近は 十分温度が下がるまで「じっと我慢の子」。
「待つことが 出来る人」になりました。

待ち切れずに 窯の扉を開けてしまい、
失敗してしまった苦い経験、
過去に何度もあるのです。
(一度で懲りればいいものを・・・。)

窯の中は、こんな感じ。

 

ルリ釉が、華やかですね


 

まあまあの焼き上がり



過去のたくさんの失敗が 今につながっています。

ひと窯全部が失敗!なんてこともありました。

“赤い色”をかけた筈が、全部“真っ黒”で出てきたこともありました。

何度も打ちのめされながら それでもまた、
気を取り直し、次に向かっていく・・・。

きっと誰でもが、それぞれの分野で
同じような思いを味わっているのでしょうね。



窯から取り出したばかりの作品たち


窯出しは済んだけれど、まだ仕事が残っています。

底をサンドペーパーで磨いて
滑らかにしなければなりません

どんな物事でも、楽しい部分は、極わずか。
その他の 地味な仕事をこなさなくて終わらないのですよね。

あの偉大な宮崎駿監督も、作品を完成させるまでの過程で、
何度も何度も「面倒くさい。」と、つぶやいていました。
( 先日のNHK番組、「プロフェッショナル  仕事の流儀」8月26日放送ー。)

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ほっと一息、珈琲ブレイクは、 「札幌プロパティ」の佐藤さんとご一緒に。





窯から出したばかりの焼きたてのお皿で、焼きたてのワッフルをー。

人脈の広い佐藤さんには、事あるごとに助けられてきました。

今、「カフェ&陶芸の店 アトリエPOMME」を建築中の

藻岩下2丁目の土地。

この土地がわたしたちの物になったのも、
佐藤さんのおかげです。

持ち主の分からない土地に憧れ、
「あの土地でカフェと陶芸スタジオを・・・・。」

そんな私たちの夢を叶えるためにご尽力くださった佐藤さん。

「人が好き。話すのが好き。

    人が笑顔をもてる環境をたくさん作っていきたい。」


ホームページに書かれた言葉を日々実践し、
精力的にさまざまな活動に取り組んでいられます。

エネルギッシュに夢を語る佐藤さんに
いつも元気をもらっている私たち家族。

今日は、お忙しい中、わざわざおいでいただいて
ありがとうございました。

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ベレー帽の女



「ベレー帽の女」 美しい焼き上がりです。
さて、このタイルがこの後、どのように仕上がっていくのかはお楽しみ。

壺も綺麗に焼き上がりました。

タイトル未定



「世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ。」

宮崎駿監督の言葉です。

まさにその通り。

さあ、面倒くさくても、ペーパーがけに励みましょう!

そして、次の本焼きのための、
絵付け、薬がけの仕事も待っています。

マーメイド壺





同じ壺の反対側です



夕べ絵付けを終えたマーメイド壺。

さまざまにスタイルを変えながら、
マーメイドは、永遠のテーマです。

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